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住宅選びに大きく関わる「土地選び」に重要なこと

住宅を建てる前に検討しなければならないのが「土地選び」です。

選んだ土地は、そのまま住宅の立地となります。どんな住宅を作っても立地は変わりません。絶対に変えられない立地は、ある意味建物より重要といえます。

そこで本記事では、土地を選ぶ場合のポイントを列挙して紹介していきます。

土地を選ぶ前にご一読いただければ幸いです。

交通の便

交通の便とは、鉄道の駅やバス停へのアクセスばかりではありません。自動車や自転車で大きな道路まで行き来しやすいかどうかも含まれます。

群馬県の場合、自動車への依存度がかなり高い傾向が見られます。大きな道路へ行くために細い路地を何度も曲がる必要がある立地だと、ストレスが多くなりますし、事故の可能性も高まります。このため、幹線道路などに出やすいかどうかは重要な要素となります。

なお、自動車の依存度が高いということは、自動車を置くスペースがあるかどうかも重要となります。自宅の敷地内に駐車スペースを準備できる場合は問題ありませんが、近くに駐車場を借りる場合は駐車場までのアクセスも考えなければなりません。

商業施設へのアクセス

商業施設とは、買い物ができる場所です。

人間が生きる以上、最低限食べ物だけは手に入れなければなりません。現代社会で完全に自給自足をしている人は少ないですし、農家であっても肉や魚はお金を払って購入する人が多いでしょう。

買い物ができるところまで遠いと、単純に不便です。自分がメインとしている交通手段で無理なく行ける範囲にスーパーなどがなければ、生活に支障がでます。

購入を検討している土地から商業施設に行けるかどうかは、地図で確認するだけでは不十分です。地図上では道路なのに、実際に行ってみたら階段になっているということが考えられます。車を使う場合は階段を通り抜けられないので、別のルートを探さなければなりません。

医療機関や消防署の有無やアクセス

病院の廊下

いざというときにお世話になるのが病院などの医療機関です。病気になったときに近くに医療機関がないと、手遅れになる可能性があります。

緊急時のことを考えれば、消防も大切です。救急車は消防署から発進するため、消防署が遠いと急病人が出たときになかなか救急車が来てくれません。また、火事のときに消防車の到着が遅いと炎が燃え広がってしまいます。

命に関わることなので、医療機関や消防署が適切な距離にあるかどうかは重要なチェックポイントとなります。

地盤の強さ

住宅を建てるときにはしっかりとした基礎を作りますが、元々の地盤が強いに越したことはありません。

その場所の地盤が強いかどうかは、過去にその土地に何があったかを知ればわかります。

過去に池や川があったところを埋め立ててできたような土地は、他の場所に比べて地盤が弱いかもしれません。

過去にその土地に何があったかは、地名からわかることがあります。「瀬」や「沢」など水に関係がある文字が入っている土地は、かつて水場が近かった可能性がゼロではありません。

しかし水に関係のある文字がなければ安心というわけではありません。例えば「丘」という文字が入っている場所は、宅地造成ブームなどで盛土をされて丘になった場所である可能性があります。

過去の歴史が知りたい場合は、郷土史などを調べてみるといいでしょう。図書館やネットで比較的簡単に調べることができます。

騒音や悪臭

騒音や悪臭を出す施設、または個人宅があると、生活する上でかなりのストレスとなります。

施設が工場などであれば見た目にわかりやすいので避けることができるのですが、個人宅の場合は発見が遅れることがあります。

例えばゴミ屋敷がこれに相当します。ゴミが悪臭を放ちますし、季節によっては害虫が発生するおそれもあります。

動物も悪臭の発生源です。牧場や養鶏場、ペット用動物のブリーダーの施設の近くなどは、人によっては悪臭と感じる匂いが発生します。

犬や猫などの動物を異常な数飼育している人が近隣にいないかも注意が必要です。上記の施設と違って管理されていないので、悪臭に加えてノミの被害や糞害を受けることがあります。

騒音については、近すぎる場所に鉄道や大きな道路がないかをまずチェックしてください。交通による騒音に加えて、振動によるストレスがあるかもしれません。

近くに騒音を出すお店、例えば飲み屋さんがあれば夜眠れなくなりますし、若者がたむろする公園が近くにあると不届き者が夜な夜な集まってうるさい可能性があります。

変わった例では、特定の宗教を信仰する人たちが深夜にお祈りを捧げる声や音がうるさいというトラブルもあるようです。

日当たりや風通し

ひまわり

近くに高い建物や山などがあると、日当たりに問題が出てきます。昼間でも家の中が暗いと生活していても何となく暗い気持ちになりますし、庭でガーデニングをしたい場合に制限がかかる可能性があります。

逆に、日当たりを求めて近隣に遮蔽物のない場所に家を建てると、今度は強風が直接家を襲います。風の音がうるさくて睡眠に影響が発生するかもしれませんし、強風で飛んできたものが家に当たると家が破損してしまいます。

適切に日当たりがあって適度に遮蔽物が存在する場所を選ぶと、生活も家の管理もしやすくなります。

治安

意外と疎かにしやすいのが治安です。どこに行っても一番怖いのは人間だと思ってください。人間が行う犯罪に巻き込まれないことが大切です。

群馬県は平成16年をピークにして犯罪発生率が下がり続けています。治安の面では年々改善されていると言ってもいいでしょう。

しかし犯罪発生率となると、全国平均よりもやや悪い県となってしまいます。

最も犯罪率が高い市町村は大泉町です。大泉町は多くの移民を受け入れており、外国人と日本人の間でトラブルが起こりやすいことから、犯罪発生率が高いと考えられています。

さらに、大泉町は生活保護を受給している外国人が多いうえに、税金を滞納したまま帰国する外国人も一定割合でいることから、財政的にも苦しいようです。

大泉町には工場が多いため、勤務先にはあまり困らないと言われていますが、治安を気にするのであれば避けた方がいいかもしれません。

災害

群馬県は災害の少ない県というイメージが、群馬県民の間にあるようです。

しかし実際には、台風や大雨による水害で過去に多くの人が亡くなっています。

また、かつて起こった「西埼玉地震」は、その名称から埼玉県に限定された地震だと誤解されていますが、これによって群馬県内にも死者が出ています。

雪害も発生しており、2014年には大雪のため南牧村が周囲から孤立し、電気すら使えなくなる大きな被害がありました。

群馬県全体で見れば災害の発生件数自体は少ないので、確かに群馬県は災害に強い側面があるかもしれません。しかし群馬県を囲む多くの山々の中には火山もあり、浅間山、草津白根山、日光白根山、赤城山、榛名山の5つが気象庁によって常時監視されています。これらの火山が噴火した場合は大きな被害が出る可能性があります。

注文住宅を建てる土地を選ぶに当たっては、自治体が発行している「ハザードマップ」を参考にするといいでしょう。災害の被害が少ない土地、いざという時に対策を取りやすい土地を見極めやすくなります。

まとめ

本記事にあるすべての要素を満たす土地を見つけるのは非常に難しいと思います。

実際にはライフスタイルや予算などに応じて、どこかを重視してどこかを諦めなければなりません。

まずは自分にとって最善な土地は何かを明確にして、できるだけ希望に沿う土地や物件に出会えるように業者を回ったり、ネットで物件を探したりしてください。

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