家ができるまでのスケジュール
注文住宅を建てるために知っておきたい家づくりの流れ
理想のマイホームを建てるうえで、ぜひとも仕入れておきたいのが家づくり全体の流れです。スケジュールを知らずに進行していくということは、海図をもたずに船を出港させるようなもの。完成までの工程をしっかりと把握しておき、スムーズな家づくりを行っていきましょう。
STEP.1 予算計画を立てる
土地や建物を含めた、家づくりにかかわる費用の総額を考えます。そのなかで、現在用意できるもの、住宅ローンでまかなうものを振り分けます。ローン審査の際にクリアすべき内容にかんしてもチェックを行っておくといいでしょう。
STEP.2 土地と住宅施工会社探しを開始する
土地にかかる予算が決定したら、今度はその範囲内で希望を満たす土地探しの始まりです。住みたい地域、家族の人数に応じた土地の広さ、周囲の環境などにかんする情報を集めていきます。土地の状態のよっては地盤調査を行い、改良などの処置を行う必要があるので、注意しておきます。工務店やハウスメーカー探しも同時に行うといいでしょう。会社によっては、土地探しを一緒に行ってくれるところもあるので、施工会社探しから先に始めても問題はありません。
STEP.3 設計やプランの提案を行う
敷地調査の結果を踏まえて、家族構成や希望を汲み取りながら、具体的な家づくりを開始します。工務店などからも設計やプランの立案に必要なヒアリングが行われるので、疑問点が残らないように答えていきましょう。何度もの打ち合わせを経て、大まかな予算が計上されたら住宅ローンの選定を行います。この時点までには、融資の希望額を明確にしておきましょう。
STEP.4 住宅ローンの申込を行う
住宅ローンの申込には、これまでに工務店などと何度も打ち合わせを行って完成した建物の図面、そして契約書の写し、そしてそのほかにも、以下のような費用が必要になります。しっかりと全体の予算を決めるうえで計上しておくといいでしょう。
- 建物の図面
- 契約書の写し
- 融資取扱手数料(3~5万円)
- 保証料(融資金額の0.1~0.5%ほど) ※必要な場合のみ
- 火災保険料
- 生命保険料
STEP.5 建築確認申請
役所に設計図面と必要書類などを持ち込み、建築確認申請を行います。これは、その家が建築基準法等の法律に適合しているかどうかを、地方自治体に確認してもらうための書類です。申請から2週間ほどで審査結果が出て、クリアすれば正式に着工が許可されます。この際に提出した書類は、のちに増築などを行うときに必要なものになるので、重要書類として大切に保管しておいてください。
STEP.6 着工~上棟
いよいよ着工です。土地に基礎となる土台作りを実施。地盤改良がまだであれば、着工の前に改良を行います。会社にもよりますが、一般的にはこの時点で工事金額の3分の1を支払うことになります。骨組みが出来上がれば上棟式を行う場合もあるので、工務店などとよく相談しておくといいでしょう。着工から上棟までは家の規模にもよりますが、およそ30~45日ほどかかるといわれています。そしてこの時点でも工事金額の3分の1を支払います。
STEP.7 完成~引っ越し
とうとうマイホームが完成。業者といっしょに当初の契約通りに建築されているかをチェックし終えたら、工事費の残額を支払い、ついに鍵を受け取ることになります。その後、引っ越しを開始。新たな生活が始まります。